挿し木の方法(番外編)

3年前の話になりますが、タビ型園芸品種'黄金の波'を挿し木するために軒下で陰干ししていたところ、ネズミに齧られてしまいました。十数頭あったものの約半数が被害に遭い、不思議な事に齧られたのは茎の部分だけでした。数ミリ残しておいた茎と一緒に球体の下部も齧られており、もう復活は不可能と思ったため、内部を観察するための材料になってもらいました。縦切りしたのが下の写真です。
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内部では既に来年の新球が生長し始めていました。
ここで注目したいのは、その新球の位置です。地際ギリギリに出来ると思っていたのですが、意外に高い位置にあるのが分かります。つまり、生長点はこの新球の根元にあるわけです。そして、球体内部には長さ1cm程の茎が発達している事も分かります。

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そこで面白いことを考えました。「球体内部に茎があるのだから、未熟とは言え、上手くやれば発根可能なのではないか?」という事です。そこで、上の写真に示す位置で、ネズミに齧られた部分を切除しました(もちろん、縦切りにしたものとは違う個体です)。一週間以上かけて切り口を乾燥させてから、培養土に挿し木しました。

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1ヶ月ほど過ぎてから掘り上げて観察してみると、切り口中央部分、つまり内部の茎から発根しているのが分かります。予想通りと言って良いでしょう。 

栽培上はほとんど役に立たない事とは思いますが、コノフィツムの球体内部を観察する機会はあまりありませんから、何かの参考になればと思います。
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by conocono123 | 2007-11-03 12:37 | 栽培方法
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