コノフィツムの内部形態

挿し木方法番外編で紹介した「齧られたコノフィツム」には開花後のものもあったので、花はどのように出て来ているのか、内部はどうなっているのかを知るために解剖してみました。
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花茎は球体下部から伸びており、その途中に「苞」(bract)が付いている事が判ります。生長が良い個体では、1つの球体から複数の花が出て来ることがありますが、恐らく1つの苞の中に複数の花が形成されるのでしょう。機会があれば観察してみたいと思います。

植物形態学では、コノフィツムを含むハマミズナ科(ツルナ科)の花では、萼と花弁の区別は無く、雄しべ雌しべを保護する程度に退化しているのだそうです(写真↓)。
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すると、あの黄色やピンク色などに色付いて我々の目を楽しませてくれるあの「花」は何なのだ?という事になりますが、雄しべが変形した「仮雄蕊」と呼ぶのだそうです。正常な雄しべは「花糸」と「葯」から出来ていますが、仮雄蕊では葯が発達せず、花糸だけになっています。コノフィツムでは、仮雄蕊が幅広になって着色しているということになります。
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by conocono123 | 2007-11-03 14:09 | メモ(備忘録)
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