ウィッテベルゲンセ(C. minimum 'wittebergense')の模様は個体差が大きく、かつては様々な個体名が付けられて増殖・販売されていました。コノフィツムハンドブックには12品種が掲載されていますが、現在入手出来るものは限られているようです。古い品種は徐々に増殖維持するのが難しくなるという話もあるため、手持ちの個体を使って好みの個体を作出すると同時に、個体のリフレッシュを図ろうと考えています。
まずは有名なコレクションRR714のシブリングクロス(同種異個体間交配)です。正逆両交配。
両親とも、ハマー氏の団子本に掲載されている個体に比較すると模様の派手さがありません。確率は低いでしょうが、線が太く美しい模様が出て来ることを祈ります。
次は、錦園より購入した'No.15'に'太枝紋'をかけてみました。
模様はどのように遺伝するのでしょうね?
最後はかなり期待している交配で、'唐草紋'と'太枝紋'を正逆両交配しました。
それぞれの個体の特徴である「模様の繊細さ」と「線の太さ」が、どのようにミックスされて受け継がれて行くのでしょう。