2007年5月19日の記事で、コノフィツムの5月上旬の様子を紹介していますが、今年もほぼ同じ状態になっています。軒下栽培の宿命で、強い風雨の時は場所によってずぶ濡れになってしまいます。
↑コノフィツムは水分が豊富だと新球の生長が始まってしまうので、置き場所によってはこんな状態になっている株もあります。休眠前に新球が親球を割って出て来てしまいました。このようになっても夏越しするのに大きな問題はありませんが、あまり好ましい状態とは言えないでしょう。球体が黄色っぽくなっているのは直射日光に当たる時間が長かったためと思われます。少し遮光してやった方が良いのかも知れません。
↑普通はこんな状態で、内部で新球が育っているため、でっぷりと太っています。上のものより日陰になる場所に置いてあるため、球体は黄色っぽくならずにいます。品種は「桜貝」
↑これも「桜貝」なのですが、シワシワでフニャフニャです。
内部で新球が育っている気配もありません。
↑「シネレオビリデ」です。
トレーに何株も植えておいたのですが、昨秋の休眠明けで躓いた株が多く、極端な大小の違いが出てしまいました。赤っぽくなっている株はフニャフニャです。栽培下手の見本のような・・・
何故このような差が出てしまうのでしょうか?
↑そこで、一株抜いて茎の様子を調べてみると、茎の中心部分が茶色く枯れてしまっているのが判ります。つまり、茎と根が全く機能していない状態だったのです。根からの水分が無くても半年は生き続けられるのが驚きですが・・
↑次にこの株を縦切りにしてみました。
左の球体では新球の生育が遅く、右では新球は出来なかったようです。
↑別の品種ですが、こちらも茎の中心が枯れていて、新球は全く出来ていません。
シワシワふにゃふにゃの原因は茎枯れであることは解りましたが、何故茎が枯れてしまうのか・・?? 品種によっても茎枯れしやすいものがあって、我が家で手を焼いているのが「稚児桜」と「銀河」です。挿し木をすれば100%の確率で活着するほど丈夫な品種なのに、数頭になった株を植え替えると直ぐに調子が悪くなって、大半がフニャフニャになってしまいます。