2月ごろから徐々に赤く色付いていたブルゲリは4月に最も赤くなり、最高気温が真夏日(25℃)を記録することが多くなるゴールデンウイークを境に、天辺あたりから少しずつ色褪せて行きます。
写真の、最も白い部分は昨年秋の脱皮の残りで、生長期も球体を保護しています。その下の透明感のある薄茶色の部分は、親球の紅葉が色褪せた部分です。この薄茶色がどんどん地際まで広がって行き、夏までには全身薄茶色になってしまいます。それと同時に水分も失われ、親球は完全に薄皮状となって内部の新球を守ります。
この写真のような状態ですと、まるで腐り始めたように見えるため大いに慌ててしまいますが、全くの正常ですので安心してください。ただし、潅水しすぎると本当に腐ってしまうので要注意です。潅水は極力控え目に。鉢底から少量の水を吸わせる潅水方法は、地際を過湿にしないため好ましいように思います。